産後の抜け毛は自然現象
産後の抜け毛はある程度仕方がない
産後、1ヶ月から半年にかけて女性は抜け毛が多くなります。妊娠中に豊富に分泌されていた女性ホルモンが一気に減少してしまうことが主な原因です。また育児による疲れ、授乳による栄養不足、寝不足、ストレスなども抜け毛に拍車をかけてしまいかねません。
産後の女性の抜け毛はある程度自然現象であり、それほど神経質になる必要はありません。このまま薄毛の人生になってしまうと決まったわけではないので、あまり思い詰める必要はありません。ほとんどの人は一時的なものです。何も対策をしなくても徐々に改善していくことがほとんどです。
まずは労わって
産後の女性の抜け毛は自然現象なので心配し過ぎる必要はありません。育毛剤に頼る前に自分と頭皮を労わって様子を見ましょう。まずはしっかりと睡眠時間を確保しましょう。夜長時間眠ることができないなら、お昼寝も検討しましょう。また、栄養のあるものを食べることも大切です。
特に、母乳育児をしているのならば、栄養不足になりやすいので気を付ける必要があります。特にカルシウムは大切な栄養素です。髪だけでなく爪も薄くなっている場合は栄養が足りていない証拠なので積極的に摂取をしましょう。
また、頭を紫外線に当てないことも大切です。紫外線は髪の毛や毛根を傷めてしまいます。とくに産後の肌は頭皮を含めて紫外線のダメージを受けやすいので注意をしましょう。薄毛になったり、分け目の地肌が見えていたりするとますます紫外線が当たりやすく悪循環になってしまいます。季節にもよりますが、日傘や帽子などでガードをするようにしましょう。
頭皮のマッサージを
シャンプーやブラッシングの時に頭皮にマッサージをして適度な刺激を与えるようにしましょう。これ以上抜け毛を増やしたくないと考えてあまり頭を触りたくない女性もいるかもしれませんが、頭皮をマッサージすることで血行が良くなり、健康な髪の毛が育ちやすい環境になります。
とくにしっかりと洗わないと毛根が詰まってしまい、かえって抜け毛が増えてしまいます。たっぷりの泡で頭も揉むようにして洗い、流し残しのないようにしっかりとシャワーをしましょう。
それでもダメならば育毛剤を
気になるなら育毛剤で対策を
産後の抜け毛は一時的なもので、ある程度の期間がたったら自然と治まってくるものですが、もともと薄毛の人がさらに薄毛になってしまったり、分け目が気になってしまったりしてしまうようならば育毛剤での対策を検討しましょう。
産後専用の育毛剤を
産後の抜け毛が酷く、薄毛や分け目が気になってきた時には育毛剤による対策が必要ですが、育毛剤ならば何でも良いというわけではありません。産後の頭皮はとてもデリケートです。なるべく強力な育毛剤で早急な効果を得たい、薄毛や分け目の悩みから解放されたいと思うかもしれませんが、気長に取り組みましょう。
男性用の育毛剤は強力そうな気がしますが、産後の女性は産後の女性専用の育毛剤がおすすめです。産後のデリケートな頭皮を労りながらケアをする成分が豊富に含まれています。市販の育毛剤は安価で購入しやすい一方で添加物が含まれていることが多く、刺激が強すぎることがあるかもしれません。
育毛剤は継続が大切
育毛剤で効果を得るためには継続して使うことが何よりも大切です。育毛剤には即効性はありません。使用した翌日から髪がふさふさになるわけではないのです。育毛剤の効果を信じて使い続けるとともに、バランスの良い食生活、正しい洗髪、マッサージ、しっかりとした睡眠なども心がける必要があります。そうすることで徐々に抜け毛や薄毛が改善されていきます。